ハツリの料金|自社は外注費0円・業者は1台4.4万円〜・超高圧水は1台5.4万円〜

外に払うお金だけなら、自社でやるのがいちばん安く、超高圧水がいちばん高くなります。

①自社で手はつり0円外に払うお金自社の人手で1台 約8時間②はつり業者に頼む4.4万円〜1台あたり3t車4.4万〜10t車5.5万円(公開例)③超高圧水で剥がす5.4万円〜1台あたり(税別)1日25万円+1台1.8万円・7台の場合

自社でやる場合、外に払うお金はかかりませんが、はつる人の手間がかかります。超高圧水は1日にまとめる台数で1台あたりが変わり、1台だけなら26.8万円です(税別)。当社(STRUCTS)は③超高圧水で剥がす をやっている会社ですが、料金で勝たないことも、そのまま書いておきます。

ハツリとは|羽根の裏に固まった残コンを落とす作業

毎日洗っても、羽根の裏には水が届きにくく、そこから残コンが固まっていきます。これを叩いたり剥がしたりして落とすのがハツリです。

羽根(ブレード)羽根の裏に固まった残コン投入口(ホッパー)0.3㎥で 約0.7トン車が重く、ドラムが狭くなる手前半分を切り取って、ドラムの中を見た図

固まった分だけ、車は重くなります。コンクリートは1㎥でおよそ2.3トンあります。0.3㎥固まれば、約0.7トンです。ドラムの中も、その分だけ狭くなります。

どのくらいの間隔でハツリが要るかは、一律には言えません。大きく効くのは、季節と、生コンがドラムの中にいる時間です。

固まるのが早い3時間ほどでカチカチになることもなかなか固まらない打設を待つ時間が長い洗い方に関係なく固まる運転手のせいにはできない

夏は固まるのが早く、現場の感覚では、練り混ぜから3時間ほどでカチカチになってしまうこともあります。反対に冬は、なかなか固まりません。練り混ぜから現場に着くまでの時間はJISで1.5時間以内と決まっていますが、現場で打設に時間がかかると、そのぶんドラムの中にいる時間が延びます。

洗い方の上手な運転手の車は、数か月たってもほとんど付いていないことがあります。ただ、打設に時間がかかった日は、洗い方と関係なく生コンが固まってしまいます。残コンの付き方を、運転手の洗い方だけのせいにはできません。

3つのやり方の料金|自社は人件費、業者は1台ごと、超高圧水は1日ごと

料金の決まり方が、3つとも違います。

①自社で手はつり|外に払うお金は0円。かわりに1台約8時間の人手

ドライバーや工場の人が、ハンマーや電動ピックでドラムの中の残コンを叩いて落とします。外に払うお金はかかりません。

かかるのは人の手間です。当社が試験施工をした車は、手はつりで約8時間かかっていました。雨で仕事が薄い日や手が空いた日に回していれば、ふだんの仕事にも響きません。それで回っているなら、外に頼む理由はあまりありません。

②はつり業者に頼む|1台4.4万〜5.5万円から(公開例)

はつりの職人が来て、手で落とします。料金をホームページで公開している業者は多くありません。見つかった例では、車の大きさで次のように分かれていました。

車の大きさ公開されている料金
3t車44,000円〜
4t・5t車46,750円〜
7t・8t車49,500円〜
10t車55,000円〜

税込か税別かは書かれていません。出張の交通費は別で、残コンが0.5㎥を超えるときや2日にかかるときは追加がかかることがある、と書かれています。

③超高圧水で剥がす|1日25万円+1台1.8万円(税別)

約200MPaの超高圧水で、羽根の裏側の残コンを剥がします。1台約1時間、1日に最大7台までです。ホッパーの近くのように厚く溜まるところは、電動工具ではつります(オプション)。1日単位の料金なので、まとめて洗う台数で1台あたりが変わります。

010万20万30万26.8万1台14.3万2台10.1万3台8.1万4台6.8万5台6.0万6台5.4万7台②はつり業者の公開例 5.5万円〜(10t車)③超高圧水の1台あたり(1日にまとめて洗う台数ごと・税別)1日にまとめて洗う台数
1日に洗う台数1台あたり(税別)1台あたり(税込)
1台268,000円294,800円
2台143,000円157,300円
3台101,333円111,467円
4台80,500円88,550円
5台68,000円74,800円
6台59,667円65,633円
7台53,714円59,086円

何台まとめても、1台あたりは②はつり業者の公開例(5.5万円〜)を下回りません。料金だけで選ぶ道ではありません。

外に頼むのはこんなとき|ふだん自社でやれていても

ふだんは自社のはつりで足ります。外に頼むのは、次の3つのようなときです。

ノミはつりを任せにくい体への負担が大きい作業残コンが多い数日後には車を動かしたい鉄板を傷めたくないノミで穴があくことがある

はつりを任せにくいとき

はつりは体への負担が大きい作業です。はつりを任せられる人が社内に少ない、年齢などで任せにくい、というときは外に頼む理由になります。

エアハンマーや電動ピックは、厚生労働省の指針で「振動工具」に入っています。振動を受けている時間は、長くても1日2時間以下にするよう求められています。1人で1日中叩き続けることはできません。

残コンが多くて、数日後には車を動かしたいとき

残コンが多いと、自社ではつるのに何日もかかることがあります。その間、その車は生コンを運べません。数日後には動かしたい、というときは外に頼むことになります。超高圧水は1台約1時間が目安です(残コンが1台0.3㎥を超えるときは別途ご相談)。

鉄板を傷めたくないとき

電動ピックなどのノミではつると、ノミの先がドラムの鉄板に当たり、穴があくことがあります。超高圧水は、羽根の裏を水だけで剥がすので、ノミを鉄板に当てません。ホッパーの近くは電動工具ではつるので、ここだけは別です。

どれを選ぶか|ふだんは自社、困ったときに外

ふだんは自社、人や日数が足りないときは外。何台もまとめるなら、車が止まる連休がねらい目です。

ふだん雨の日や仕事の薄い日①自社で手はつり任せる人がいない残コンが多くて急ぐ②はつり業者か ③超高圧水連休に何台もまとめて鉄板を傷めたくない③超高圧水
こんなとき向いているやり方
ふだん(雨の日や仕事の薄い日にはつれる)①自社で手はつり
はつりを任せられる人がいない②はつり業者に頼む か ③超高圧水で剥がす
残コンが多く、数日後には車を動かしたい②はつり業者に頼む か ③超高圧水で剥がす
連休に何台もまとめて片づけたい③超高圧水で剥がす
ドラムの鉄板を傷めたくない③超高圧水で剥がす(ホッパーの近くを除く)

外に頼むなら、年末年始・お盆・ゴールデンウィークのように車が止まる連休にまとめると、ふだんの稼働を止めずに済みます。連休は依頼が重なりやすいので、早めに相談しておくと日を押さえやすくなります。

超高圧水(STRUCTS)の料金・対応地域・導入の流れは、生コンミキサードラム超高圧水洗浄のページにまとめています。

あわせて読む:200MPaはどのくらい?ウォータージェットはつりの威力(超高圧水の強さと、ノミとの違い)

補足

超高圧水(STRUCTS)の料金の内訳

項目金額など(税別)
基本料金(1日・1セット)250,000円
洗浄料金(ミキサー車1台あたり・1日最大7台)18,000円
ホッパーの近くのはつり(電動工具・オプション)1セットにつき+50,000円
残コンの量1台0.3㎥までを想定。超えるときは別途ご相談
料金に含まれないもの100V電源の確保/はつりガラの処理/廃水の処理
対応地域広島県・山口県・九州(沖縄県を除く)。そのほかの地域は交通費などの諸経費を別途ご相談

仕上がりと作業時間は、付着の状態や車両によって変わります。

料金は2026年9月時点のものです。ほかの業者の料金は公開ページの記載をもとにしたもので、実際の金額は各社にご確認ください。