ハツリの料金|自社は外注費0円・業者は1台4.4万円〜・超高圧水は1台5.4万円〜
外に払うお金だけなら、自社でやるのがいちばん安く、超高圧水がいちばん高くなります。
自社でやる場合、外に払うお金はかかりませんが、はつる人の手間がかかります。超高圧水は1日にまとめる台数で1台あたりが変わり、1台だけなら26.8万円です(税別)。当社(STRUCTS)は③超高圧水で剥がす をやっている会社ですが、料金で勝たないことも、そのまま書いておきます。
- ハツリとは ── 羽根の裏に固まる残コン
- 3つのやり方の料金 ── 台数で1台あたりが変わる
- 外に頼むのはこんなとき
- どれを選ぶか ── ふだんは自社、困ったときに外
ハツリとは|羽根の裏に固まった残コンを落とす作業
毎日洗っても、羽根の裏には水が届きにくく、そこから残コンが固まっていきます。これを叩いたり剥がしたりして落とすのがハツリです。
固まった分だけ、車は重くなります。コンクリートは1㎥でおよそ2.3トンあります。0.3㎥固まれば、約0.7トンです。ドラムの中も、その分だけ狭くなります。
どのくらいの間隔でハツリが要るかは、一律には言えません。大きく効くのは、季節と、生コンがドラムの中にいる時間です。
夏は固まるのが早く、現場の感覚では、練り混ぜから3時間ほどでカチカチになってしまうこともあります。反対に冬は、なかなか固まりません。練り混ぜから現場に着くまでの時間はJISで1.5時間以内と決まっていますが、現場で打設に時間がかかると、そのぶんドラムの中にいる時間が延びます。
洗い方の上手な運転手の車は、数か月たってもほとんど付いていないことがあります。ただ、打設に時間がかかった日は、洗い方と関係なく生コンが固まってしまいます。残コンの付き方を、運転手の洗い方だけのせいにはできません。
3つのやり方の料金|自社は人件費、業者は1台ごと、超高圧水は1日ごと
料金の決まり方が、3つとも違います。
①自社で手はつり|外に払うお金は0円。かわりに1台約8時間の人手
ドライバーや工場の人が、ハンマーや電動ピックでドラムの中の残コンを叩いて落とします。外に払うお金はかかりません。
かかるのは人の手間です。当社が試験施工をした車は、手はつりで約8時間かかっていました。雨で仕事が薄い日や手が空いた日に回していれば、ふだんの仕事にも響きません。それで回っているなら、外に頼む理由はあまりありません。
②はつり業者に頼む|1台4.4万〜5.5万円から(公開例)
はつりの職人が来て、手で落とします。料金をホームページで公開している業者は多くありません。見つかった例では、車の大きさで次のように分かれていました。
| 車の大きさ | 公開されている料金 |
|---|---|
| 3t車 | 44,000円〜 |
| 4t・5t車 | 46,750円〜 |
| 7t・8t車 | 49,500円〜 |
| 10t車 | 55,000円〜 |
税込か税別かは書かれていません。出張の交通費は別で、残コンが0.5㎥を超えるときや2日にかかるときは追加がかかることがある、と書かれています。
③超高圧水で剥がす|1日25万円+1台1.8万円(税別)
約200MPaの超高圧水で、羽根の裏側の残コンを剥がします。1台約1時間、1日に最大7台までです。ホッパーの近くのように厚く溜まるところは、電動工具ではつります(オプション)。1日単位の料金なので、まとめて洗う台数で1台あたりが変わります。
| 1日に洗う台数 | 1台あたり(税別) | 1台あたり(税込) |
|---|---|---|
| 1台 | 268,000円 | 294,800円 |
| 2台 | 143,000円 | 157,300円 |
| 3台 | 101,333円 | 111,467円 |
| 4台 | 80,500円 | 88,550円 |
| 5台 | 68,000円 | 74,800円 |
| 6台 | 59,667円 | 65,633円 |
| 7台 | 53,714円 | 59,086円 |
何台まとめても、1台あたりは②はつり業者の公開例(5.5万円〜)を下回りません。料金だけで選ぶ道ではありません。
外に頼むのはこんなとき|ふだん自社でやれていても
ふだんは自社のはつりで足ります。外に頼むのは、次の3つのようなときです。
はつりを任せにくいとき
はつりは体への負担が大きい作業です。はつりを任せられる人が社内に少ない、年齢などで任せにくい、というときは外に頼む理由になります。
エアハンマーや電動ピックは、厚生労働省の指針で「振動工具」に入っています。振動を受けている時間は、長くても1日2時間以下にするよう求められています。1人で1日中叩き続けることはできません。
残コンが多くて、数日後には車を動かしたいとき
残コンが多いと、自社ではつるのに何日もかかることがあります。その間、その車は生コンを運べません。数日後には動かしたい、というときは外に頼むことになります。超高圧水は1台約1時間が目安です(残コンが1台0.3㎥を超えるときは別途ご相談)。
鉄板を傷めたくないとき
電動ピックなどのノミではつると、ノミの先がドラムの鉄板に当たり、穴があくことがあります。超高圧水は、羽根の裏を水だけで剥がすので、ノミを鉄板に当てません。ホッパーの近くは電動工具ではつるので、ここだけは別です。
どれを選ぶか|ふだんは自社、困ったときに外
ふだんは自社、人や日数が足りないときは外。何台もまとめるなら、車が止まる連休がねらい目です。
| こんなとき | 向いているやり方 |
|---|---|
| ふだん(雨の日や仕事の薄い日にはつれる) | ①自社で手はつり |
| はつりを任せられる人がいない | ②はつり業者に頼む か ③超高圧水で剥がす |
| 残コンが多く、数日後には車を動かしたい | ②はつり業者に頼む か ③超高圧水で剥がす |
| 連休に何台もまとめて片づけたい | ③超高圧水で剥がす |
| ドラムの鉄板を傷めたくない | ③超高圧水で剥がす(ホッパーの近くを除く) |
外に頼むなら、年末年始・お盆・ゴールデンウィークのように車が止まる連休にまとめると、ふだんの稼働を止めずに済みます。連休は依頼が重なりやすいので、早めに相談しておくと日を押さえやすくなります。
超高圧水(STRUCTS)の料金・対応地域・導入の流れは、生コンミキサードラム超高圧水洗浄のページにまとめています。
あわせて読む:200MPaはどのくらい?ウォータージェットはつりの威力(超高圧水の強さと、ノミとの違い)
補足
超高圧水(STRUCTS)の料金の内訳
| 項目 | 金額など(税別) |
|---|---|
| 基本料金(1日・1セット) | 250,000円 |
| 洗浄料金(ミキサー車1台あたり・1日最大7台) | 18,000円 |
| ホッパーの近くのはつり(電動工具・オプション) | 1セットにつき+50,000円 |
| 残コンの量 | 1台0.3㎥までを想定。超えるときは別途ご相談 |
| 料金に含まれないもの | 100V電源の確保/はつりガラの処理/廃水の処理 |
| 対応地域 | 広島県・山口県・九州(沖縄県を除く)。そのほかの地域は交通費などの諸経費を別途ご相談 |
仕上がりと作業時間は、付着の状態や車両によって変わります。
料金は2026年9月時点のものです。ほかの業者の料金は公開ページの記載をもとにしたもので、実際の金額は各社にご確認ください。